梅雨かっ!てくらい急にザーーッ!と降って、夏やっ!!てくらい急にカラッと晴れる、ブダペストの今日この頃はそんな日々です。
さてさて。
リスト音楽院では数々のコンサートをやっていて、学生はなんと無料で聴けてしまうのです。梨本はかなりの頻度でコンサートに行きまくっているのですが、今回はそれではなく、出演する側の話!
Class Concert
先日、Contemporary Piano Music というレッスン形式の授業のクラスコンサートがありました。
この授業、その名の通り現代曲をみてもらう授業なんですが、「現代曲」のくくりにないものでも割と大丈夫で(先生が聞いてくださる。ありがたやありがたや・・・)、ドビュッシーやらラフマニノフやらショパンやらを持っていったこともありました笑
先日のコンサートでは、今までレッスンに持っていった曲の中から
「いいじゃない。これ弾いたらどう?」
と先生におっしゃっていただいたものから、
・Henry Cowell / Aeolian Harp
・伊福部昭 / ピアノ組曲 より 「盆踊り」「七夕」
の3曲を演奏しました。
エオリアン・ハープ
中でもこの曲、Henry Cowell (ヘンリー・カウエル)のAeolian Harpは内部奏法を伴う(というかそれしかない)作品です。
内部奏法というのは、ピアノの内部、つまり弦やフレームを叩いたり叩いたりはじいたりする特殊奏法のことで、これに関しては「ピアノの弦に触る=弦が錆びる→楽器破壊だ」とか「弦に触る程度じゃ傷まないから問題ない。むしろプリペアド・ピアノ(弦に釘やネジを挟み込む奏法)のほうが問題だ」とか様々な意見が飛び交っている分野ではあるのですが、まぁそれはまた別の話。
で、このCowellの作品はというと、鍵盤を音を出さないように抑え、弦をしゃらららーーーんと爪や指先でグリッサンドする作品です。
ハープのようなことをピアノでやっているわけですね〜
ということで、そのコンサートでの演奏の様子を、どうぞ!
ね!おもしろいでしょ!!
これ、日本のホールだと上記の理由から禁止されてしまうことも多いのです。残念な話です。
そんなレアな奏法ですが、11月2日に渋谷公園通りクラシックスで開催する「梨本宮里ピアノデュオ Contemporary Piano Duo Concert <響鳴>」でも内部奏法を多用します!!
世界初演、日本初演含むコンサートになるので、個人的にも楽しみです♪(宣伝を忘れない男、梨本。)
詳しくはこちらをどうぞ!
オケ中チェレスタ
そして、こちら。
コンサートでオーケストラに乗りました♪
ピア二ストというのは、なかなかオーケストラに関わることができないものなんですが、縁あってオケの中でチェレスタを弾かせてもらえる機会をいただきました。
今回参加したオーケストラは、DOHNÁNYI ORCHESTRA BUDAFOKというハンガリーのオーケストラ。
会場は我らがリスト音楽院大ホール。
曲はバルトークの「カカシ王子」というバレエ音楽による大組曲。(原語:A fából faragott kiráyfi Nagy szvít)
先日コンチェルトでオーケストラと演奏して「もっとオケの音を知りたい!」と思っていたこともあって、本当によい機会でした。
まとめ!
まとめって、他に何かなかったんかい!
て感じですが思いつかなかったんです許してください
早いものでそろそろ2セメスター目も終わります。というか授業はもう終わりました。あとは試験やら何やらが残ってるだけですね。
そんなこの頃は韓国の友人ができまして、韓国語を教えてもらったり(めちゃくちゃ発音が難しい)、韓国料理を振舞ってもらったり(めちゃくちゃ美味しい)してます!
VIVA! 異文化交流♪
(まあ同じアジア圏なんですけどね笑)