先日のグリーグ協奏曲から5日。なんとまたも大ホールで演奏する機会に恵まれました!
(▲左:青木馨音さん、右:梨本)
どんなコンサート?
今回出演したのは、『Tavaszi Hangok(=春の音)』というハンガリーと日本の友好協会とリスト音楽院によって毎年開催されているコンサートシリーズ。
こちらのコンサート留学1年目にも出演したことがあるのですが、本来は3月あたりに行われています。今回はコロナの影響で1年延期され、さらにそこから3ヶ月ほど追加で延期され・・・と繰り返し、ようやく今回6月2日の開催へと漕ぎ着けたのでした。
現在リスト音楽院に在籍する日本人がたくさん出演する今回のコンサート。
僕はヴァイオリンの青木馨音さんと共に、ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番から第1楽章、そして芸大の先輩である山中惇史さん編曲の山田耕作『赤とんぼ』を演奏いたしました。
(なぜか気づいたらこの『赤とんぼ』がコンサートのサブタイトルになっててビックリという事件(?)もあったりなかったり。)
ステージでのびっくり
タイトル以外にもいろいろとびっくりポイントがありました。
びっくりその1
まずピアノ。
リスト音楽院にはSolti terem(ショルティ・ホール)とNagy terem(大ホール)の二つ、メインのホールがあるのですが、どちらにも素晴らしいスタインウェイが用意されています。特に大ホールのピアノは本当に素晴らしくて、(何故このピアノはこんなに素晴らしいのに他のハンガリーのピアノはひどいものばかりなんd)毎回感動するわけです。
ところがどっこい今回リハでホールに行って出会ったのはこちら。YAMAHAのCFX!!
YAMAHAの現行最高峰のフルコンサートグランドピアノです。
リスト音楽院にCFXがあるとは梅雨知らず、今までお目にかかったことはありませんでした。果たしてこれが日本を意識したからなのか、室内楽用にチューニングされたピアノがこれなのか、その辺は定かではありませんが、ハンガリーでヤマハのフルコンと出会えたのはちょっと嬉しかったです。
(まぁ、弾き心地は、なんだかモコモコしてて大変だったとかなんとか。新しいのか、それこそ室内楽向けなのか。)
(▲リハのとき)
びっくりその2
今回もYouTubeでのLIVE配信があったわけですが、配信用のカメラがそこらじゅうにあるわけです。今回は目立つところでピアニストの左、客席に二つ、あと上とかにもあって、さらに今回はクレーンも動いていました。(左のカメラがずっと、ジィイイイイイイイイと小さく鳴ってるのが気になった笑)
聞いた話によると、どうやらカメラは9つほど使っていて、それをその場で切り替えながら配信しているそうな。カメラリハーサルとかなかったので、ぶっつけですよ、すごい・・・
ということで、大ホールで演奏したよというお話でした!
いつまで残っているのか不明ですが、リスト音楽院のYouTubeチャンネルにこのときのアーカイブがありますので、よければご覧くださいませ♪
(出番は28分ごろからです)
そんなこんなでsziasztok!!