コロナコロナで先が見えない中、秋学期から留学される方は何をすりゃいいんだあぁぁ!!と断末魔の叫びを上げている頃ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?(手紙の書き出し風に。)
ええ、今回は、そんな不安と夢に胸ときめかせる留学準備生にむけての『留学前にやっておきたいあれやこれや』というお話のお金編です!
ちなみに、過去のこんな記事も書いていますのでそちらもよろしければどうぞ〜
まずは大事なお金まわり!
いきなりお金の話かよっ!
となったかもしれませんが、なんだかんだでお金が一番面倒で一番大切なんです。?
当然ながら、留学先では日本円は使えません。そのため現地通貨を準備しなければいけないのは当たり前。でも短期間の海外旅行と違うところは『定期的に現地通貨を調達できる環境』を用意しておく必要があるってところです。
〜現地通貨の調達方法〜
1. 日本の銀行で現地通貨に換金していく。
2. 日本円を現地で換金する。
3. クレジットカードのキャッシング機能を使う。
4. 日本の銀行口座のデビットカードを作る。
5. インターネットバンキングが使えるようにする。
1. 日本の銀行で現地通貨に換金していく。
これは海外旅行や初めてその国を訪れるときにとりあえずやっときたいことですよね。
日本の外貨を取り扱っている銀行で、「行先の国の通貨に換金したいんですけど、、、」と日本円を出せば換金してくれます。
簡単な反面、デメリットもあります。
なんといっても手数料が高いこと。
また、ハンガリーのフォリントなんていうマイナーな通貨は日本の銀行で取り扱っていなかったりもしますので、そういう意味でも完璧ではありません。
そういう場合とりあえずユーロに換金しておくととりあえず使える、ということはあります。(ユーロ圏の場合。その国の通貨は違ったとしてEU加盟国であれば一応ユーロも使えます。)
ということでこの方法をとる場合は、『とりあえず行き倒れない程度のポケットマネーを換金する』くらいのご利用をお勧めいたします。
あ、やるなら日本の街中の銀行などでやってください。空港での換金は日本でも海外でもめちゃくちゃにレートが悪いです。大損します。
2. 日本円を現地で換金する。
今度は現地に日本円を持って行ってExchangeと書かれたお店で換金する方法です。
日本ではあまり意識しませんが、ヨーロッパの都会部にはExchangeのお店がたくさんあります。そして、日本円は必ずといっていいほど扱いがあります。
(日本ではハンガリーの通貨フォリントなんて見たことも聞いたこともなかったのに、ハンガリーのExchangeでは日本円が必ず扱われていて、びっくりしたのも記憶に新しい笑)
現地での換金のメリットデメリット
はい、これもやはりメリットデメリットあります。
とりあえず日本円を持っていけばなんとかなるので、近くに大きな銀行がない人や、海外取引怖いっていう人には楽です。僕も最初の数ヶ月は日本から持ってきた日本円を換金したりして生活していました。
そしてデメリット。
まず手数料がかかる。といっても日本や空港ほどではありません。
そして効率の悪さ。いちいち現金を換金しないといけないって、面倒ですよ。
ちなみに、レートはその日によって変動する上、同じ街でもお店によってだいぶ変わるため、細かくチェックすることが大切です。レート自体はそんなに悪いものではありません。(お店を選べば。)
上の写真はハンガリーブダペストのとある換金所の前で撮ったものですが、日本円からハンガリー フォリントに換金したいときは右のレートをみます。sellですね。これは100円が255フォリントになるよ〜と書いてある感じです。
3. クレジットカードのキャッシング機能を使う。
これ、一応書きましたが、やめときましょう。
クレジットカードのキャッシング機能とは、つまり借金です。
クレジットカードの通常利用であれば、「未来の自分からの借金」でそっくりそのまま引き落とされる額と同じ額が口座に入ればいいんですが、キャッシングをすると利子がついてきます。それも日割りでかなり高額です。海外にいる場合その手続きもほぼ不可能だと思っていいので、やめましょう。はい。
4. 日本の銀行口座のデビットカードを作る。
さて、ここからが本当に書きたいことです。
『デビットカード』。こちら、クレジットカードと似たようなものというイメージがある方も多いかと思います。
実際、
『今ここにはないお金を口座から引き出して支払いに当てることができる。』
という意味では同じ役割を果たしますね。
しかしクレカとデビットの違うところはその引出されるタイミングです。
〜レストランでお会計をする、という場合〜
◯クレカ◯
そのレストラン代はその月の他の利用額と合計され、翌月の引き落とし日に口座から消える。
◯デビット◯
そのレストラン代がリアルタイムで口座から消える。
そして、クレジットカードはそのタイミングゆえに、利用時に口座の残高が足りなかったとしても引き落とし日までに残高が利用額に達していれば問題なく利用できます。
デビットは逆にそのとき口座にお金がなかったら使えません。
クレジットカードではなくデビットカードがいい理由ってなんなのさ??
さあて。
ここで関わってくるのが現地のATM。
実は先ほど書いたキャッシングでも現地のATMから現地通貨を引き出すことはできるのです。日本の口座から、高額な利子つきで。
しかしそれを利子なしで使えるカードがあるのです。
そうそれこそがデビットカード!シャキーーーーンッ!
デビットカードを持っていると、どこにいても日本の口座から現地通貨を引き出すことができます。多少の手数料は取られますが、普通に日本のATMで引き出すのとそんなに変わりません。おすすめです。
デメリットももちろんある。
そう、薔薇が美しさとトゲを併せ持つように、デビットカードにも良い面悪い面があるのです(違)
デビットカードは利用の瞬間に口座からお金が引き出されるため、不正利用にあいやすいカードでもあります。もちろん、一定額以上はPIN入力が必要になってきますが、もしデビットカードを紛失なんてことになってしまうと、一定額以内での利用をポンポン繰り返され、口座が空っぽに・・・なんてこともあり得ます。
ただ、クレジットカード違って、口座にある分しか使えないので、口座に10万円入っていたら10万円以上の被害にはあわなくてすみます(まぁ被害にはあってますけどねそれ。)
とはいっても
はい、とはいっても、現地で日本の口座からお金を調達する方法というのは限られているので、デメリットを理解した上でも、やはりデビットカードは留学生の持つべきカードであると、僕は思います。
不安だったら、海外でのデビットカード利用分だけを入れておく別口座を作っておくのもいいかもしれません。
あ、クレジットカードでもデビットカードでもそうですが、海外ではVISAかMasterCardの2つしか使えないことが多いです。
新しく作る場合、必ずこのどちらかを選ぶようにしてください。もし他のVISAカードがあるのであれば、新しいカードはMasterCardにするのもいいかもしれません。
(使えるってお店でもたまにカードの相性が悪いことがある)
5. インターネットバンキングが使えるようにする。
そしてこちら、デビットカードと合わせて是非利用できるようにしておくとよいのが
『インターネットバンキング』
みなさん耳にしたことはあるでしょう!
銀行やATMに行かずとも送金やら残高チェックやらができるようになる銀行のシステムです。
もうこの「銀行やATMに行かずとも送金やら残高チェックやらができるようになる」が全てなんですが、海外にいる場合にはその便利さが倍増しです。
海外にいたら、日本の銀行やATMを使うのは不可能なわけですが、そんな中で「誰かに送金しないといけない!」とか「今度のコンクールの参加費、日本の口座から支払いたい!」という場合にわざわざ日本にいる家族に手続きをやってもらうのは面倒でしょう
それをパソコンやスマホで行うことができるのです。
ついでにもう一つメリット。
多くの場合、銀行やATMを使った取引には手数料がかかります。
それがどっこいインターネットバンキングを使うと手数料がかからないor小額で済むことが多いのです。
このインターネットバンキングのデメリットは、僕は見当たりません。
あるとしたら覚えるパスワードが増えるくらいですかね。
まーとめっ(YA◯ADA電気の節にのせて)
はい、ということで、今回は「留学前にやっておきたいこと〜お金編〜」でした?
僕は9月に留学始まって、所用で10月にすぐ一時帰国していたのですが(笑)、最初の1ヶ月でデビットカードやらネットバンキングやらの重要性に気づき、その一時帰国の間で全て手続きしました。
多くの新規留学生の方はそんな変なタイミングでの一時帰国をしないでしょうから、今のうちに対策しておくことをお勧めいたします!!
ということで、それではみなさん、Sziasztok〜〜♪
(お金編とか書いたけど他の編思いついてない笑)